【関数まとめ】初心者が学習すべき関数11選

以下のような方にオススメの記事です。

• 初めてエクセル関数を学習する方
• 最低限の習得すべき関数を知りたい方
• 実務で利用する関数だけを知りたい方

最初から知っておくべき関数は11個で十分です。

なぜなら

• 何個も一気に覚えるのは大変
• 実務で利用する関数は限られている
• 応用が効く関数を組み合わせれば大抵の問題をクリアできる

以上の理由より
初心者の方はこれから紹介する関数を順番に学習することがオススメ！

はじめに：関数の概要を知ろう

いきなり各関数の利用方法を説明されても理解できないかもしれません。

なので、まずは関数の概要について学習しましょう！

• 引数って何？
• エラーってどうして起きるの？
• 「：」とか色々な記号があるけど何を意味してるの？

このような疑問を最初に解決しておきましょう！

最優先で学習すべき基本関数

最優先で学習すべき基本関数を紹介！

この関数を利用できれば、実務で困ることが一気に減るでしょう。

1.　SUM関数・COUNT関数

エクセルは表計算ソフトです。
基礎的な集計で行う「合計・データ個数・平均」を関数で計算しましょう。

この記事の概要は

• SUM関数で合計を算出
• COUNT関数でデータ個数を数える
• 2つの関数があればAVERAGE関数なんて無くても平均は出せる

2.　IF関数・IFERROR関数

エクセルに自動判別してもらうには「条件分岐」は必須です。
条件分岐とは「条件を満たしたら処理A、満たさないなら処理B」というものです。

条件分岐の基本となる関数が、IF関数です。
ついでにIF関数の理解を助けるIFERROR関数も同時習得しましょう。

この記事の概要は

• 条件分岐を図解を用いて解説
• IF関数で条件分岐を操る
• IF関数を応用してIFERROR関数を扱う

3.　SUMIFS関数・COUNTIFS関数

常に指定した範囲のデータ全てを合計する訳ではありません。
つまり、SUM関数やCOUNT関数だと不便なことがあります。

そこで、条件を満たしたデータのみの「合計・データ個数・平均」を算出する
SUMIFS関数・COUNTIFS関数を学習します。

この2つの関数は
SUM関数・COUNT関数・IF関数の3つを習得していないと難しいので注意！

この記事の概要は

• SUMIFS関数の解説
• COUNTIFS関数の解説
• AVERAGEIFS関数が不要な理由
• SUMIF関数とCOUNTIF関数が不要な理由

4.　MID関数

文字列操作のうち、文字列を抽出する基本関数がMID関数です。

同じように抽出するLEFT関数やRIGHT関数があります。
しかし、MID関数さえ習得していれば十分です！

この記事の概要は

• MID関数の解説
• 活用例

5.　VLOOKUP関数

エクセルで利用するデータは膨大です。
欲しいデータを目視で見つけるなんて、絶対にしたくありません。

そこでVLOOKUP関数を利用すると、検索・抽出を一瞬で完了させられます。

この記事の概要は

• VLOOKUP関数の考え方
• 実務上のよくあるミス

6.　TODAY関数・NOW関数・WEEKDAY関数

日付や時間、曜日を手入力で毎回打ち込むのは大変です。
時間がかかるだけでなくミスが起きるでしょう。

そこでTODAY関数やNOW関数、WEEKDAY関数を利用すると
簡単な構造なのに1発で日付などを表示できます。

この記事の概要は

• シリアル値とは
• TODAY関数の解説
• NOW関数の解説
• WEEKDAY関数の解説

基本関数の応用

基本関数を習得したら、関数を組み合わせることに慣れましょう。

基本関数は応用が効く関数なので、組み合わせの幅はかなり広いです。

より一層、基本関数の理解を深めましょう！

1.　VLOOKUP関数とIFERROR関数

VLOOKUP関数を利用していると、データ未発見エラーが頻発します。

エラーの原因が関数の設定ミスでないことが大半です。

だからと言って、エラーのまま放置しておくと見栄えが悪いですよね。

そこでIFERROR関数と組み合わせると
エラー表示を好きなように変形できます。

2.　MID関数とFIND関数とLEN関数

MID関数を利用して文字列を抽出する場合
具体的な文字数が決まったものにしか使えません。

例えば、MID(12345 , 1 , 3 )のように
1文字目から3個を抽出するという処理しかできません。

でも郵便番号などのような
「文字数バラバラ」「ハイフンで区切られる」
の特徴がある場合に以下のような方法があります。

MID関数の引数に、LEN関数とFIND関数を組み込むと解決します。

3.　複数のIF関数とAND関数・OR関数

条件分岐を扱う際、「条件を満たすならA、満たさないならB」のように
１段階だけで済まない時があります。

複数条件の場合、式がより複雑になってしまいます。
それを関数で解決するなら2つの方法があります。

• IF関数の引数にIF関数を入れる
• AND関数やOR関数で「かつ条件」「または条件」を設定

参考資料として、こちらもご覧ください。

余裕ができたらやってみよう

1.　ROUND関数など

数字は必ずしも、計算されたまま表示をするのが正解ではありません。

四捨五入や切り捨て・切り上げで表全体の数値を統一する場合があります。
このような処理を1発で終わらせるのがROUND関数たちです。

この記事の概要は

• ROUND関数
• ROUNDDOWN関数
• ROUNDUP関数

2.　DATEDIF関数

残り日数などを計算したくて日付同士で引き算をしたことはありませんか？

日付同士の引き算は、シリアル値同士の引き算とも言えます。
つまり、残り日数を算出したいなら専用の関数を利用する必要があります。

DATEDIF関数を利用すれば日数の差を算出できます。
もちろん日数だけでなく、年や週の単位でも利用できます。

3.　TEXT関数

• 日付の表示を「YYYYMMDD」から「YYYY/MM/DD」に変えたい
• 数値の表示を「1000」から「¥1,000」や「01000」に変えたい

このようなことをスマートにしたいならTEXT関数を学習しましょう。

MID関数などをフル活用すれば文字列の変形はできますが
式が非常に長くなってしまいます。

そこでTEXT関数を利用すれば、式がMID関数の半分以下になります！
※表示形式の理屈も同時に学習しましょう。

4.　TYPE関数・VALUE関数

IF関数やVLOOKUP関数を利用していると
データがあるはずなのに「データ未発見エラー」に出会うことがあります。

なぜそのようなエラーが起きるかというと
データの見た目は同じだが、データ型が違うからです。

そのデータ型を関数で強制的に確認・変換するものが
TYPE関数・VALUE関数・TEXT関数の3つです。

※TEXT関数の詳細は前節

最新関数

1.　XLOOKUP関数とINDEX関数・MATCH関数

Excel 2021以降、Microsoft 365を利用している方のみ対象

VLOOKUP関数の強化版
・XLOOKUP関数
・INDEX関数とMATCH関数
を学習しましょう！

当然VLOOKUP関数が基本となるので、そちらが優先です。

しかしVLOOKUP関数の使いにくい点の1つ
「検索値が左端にないと利用できない」を克服しています。

もしExcel2021以降を利用していてVLOOKUP関数を習得した方で
余裕があれば学習してみましょう！