以下のような方にオススメの記事です。
- どのような時にエラーが起きるか知りたい
- エラーが起きて困ったから原因を特定したい
関数でのエラーの種類を把握しておくと、エラー表示を見ただけで原因を特定しやすくなります。
エラーが起きた時のために、エラーの種類を把握しましょう。
今回のクエストはこちら。

エラーの種類
#DIV/0
エラー「#DIV/0」は、0で割り算をしているときに発生します。
例えば、「=30÷0」をしたセルで「#DIV/0」が表示されます。
エラーの代表的な解決手順は以下の通りです。
- 割る数が「0」であることは正しいか確認
- IFERROR関数でエラー時の表示を訂正
#N/A
エラー「#N/A」は、データ検索ができなかったときに発生します。
例えば、VLOOKUP関数を利用した際に、検索値と検索範囲の左端のデータ型が一致しないときに「#N/A」が表示されます。
エラーの代表的な解決手順は以下の通りです。
- 検索値が検索範囲にそもそもあるか確認
- 検索値と検索範囲のデータ型が一致しているか確認
- IFERROR関数でエラー時の表示を訂正
#REF!
エラー「#REF!」は、参照しているセルが削除されたときに発生します。
例えば、「=A1+B1」が正しく機能しているのに、列Bを削除してしまうと「#REF!」が表示されます。
エラーの代表的な解決手順は「もう一度関数を設定する」です。
#NAME?
エラー「#NAME?」は、関数名を間違えているときに発生します。
例えば、SUM関数を利用しようとしているのに、「=SAM (A1:A50)」と入力してしまうと「#NAME?」が表示されます。
エラーの解決手段は「関数名を正しいものに修正」です。
#VALUE!
エラー「#VALUE!」は、引数のデータ型が不適切な場合に発生します。
例えば、足し算をしようとしているのに引数に文字列がある場合、「=1+2+3+”A”」は「#VALUE!」が表示されます。
エラーの代表的な解決手段は以下の通りです。
- 引数のデータ型が関数の形に適切か確認
- 引数のデータ型をTEXT関数などで変更
- IFERROR関数でエラー表示を修正
#NUM!
エラー「#NUM!」は、計算結果が無効な数字または引数が不適切な場合に発生します。
エラーの解決手段は「引数を見直し、関数を設定し直す」です。
#NULL!
エラー「#NULL!」は、引数で演算子が不適切な場合に発生します。
例えば、「=SUM(A1 A50)」など範囲選択に「:(コロン)」を入力し忘れている場合に「#NULL」が表示されます。
エラーの解決手段は「引数を見直す」です。
####
「####」はエラーではありません。セルの幅に対して文字数が多くて表示できていないだけです。
なので解決策はセルの幅を広くしましょう。
今回のクエストを終えて
エラーの種類を習得!
関数を利用するようになると、エラーはどうしても発生してしまいます。
そのときに焦らずエラー種類から状況を判断して、適切な対応を取れるようになりましょう。




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