以下のような悩みにオススメの記事です。
- 指定した範囲の合計を求めたい
- データの個数を求めたい
- 平均を求めたい
- SUM関数やCOUNT関数の使い方を知りたい
この記事では、「SUM関数で合計」「COUNT関数でデータ個数」「2つを組み合わせて平均」の計算方法を紹介します。
合計・データ個数・平均は、四則演算でも計算できますが、関数を使う方が早く処理できます。
非常にわかりやすい関数なので、初めて関数に触れる方はこの2つの関数から始めましょう。
今回のクエストはこちら。

SUM関数で合計を求めよう
SUM関数とは
=SUM(数値)
機能:引数の値を合計する
引数は数値であれば、何でも入力可能です。例えば以下のようなものが入力可能です。
- 数字
- セル
- セルの範囲
「,(カンマ)」を利用すると引数を複数入力できます。

SUM関数の活用例
例 売上と経費から利益を計算しよう
解答
セルB14に売上の合計を入力(「=SUM(B2:B13」で算出)
セルC14の経費の合計はセルB14からオートフィル
セルD2に1月の利益を入力(「=B2ーC2」で算出)
残りの利益はセルD2からオートフィルで算出可能。
オートフィルは数式を延長できる便利な機能です。
オートフィルについて確認したい方はこちらの記事をご確認ください。
COUNT関数でデータ個数を求めよう
COUNT関数とは
=COUNT(範囲)
機能:引数(数値限定)のデータ個数を数える
SUM関数と同様に、引数は数値であれば何でも良く、「,(カンマ)」で複数入力可能です。
※数値・文字列に関係なくデータが入力されたセルを数えたい場合はCOUNTA関数を利用しましょう。使い方はCOUNT関数と同様です。

COUNT関数の活用例
例 4月の売り上げの件数を数えよう
解答
COUNT関数は数値しか数えられないので、売上金額の個数が件数です。
よって「=COUNT(B3:B26)」で算出できます。
2つの関数を組み合わせて平均を求めよう
SUM関数とCOUNT関数で平均を出す方法
=SUM(数値) / COUNT(数値) ※数値は同一の範囲を指す
平均は「合計 ÷ 合計したデータ個数」で算出されます。
なので合計はSUM関数、データ個数はCOUNT関数で算出されるので組み合わせると平均がわかります。
データ個数の計算は不要な場合もあります。例えば、月平均なら「12」などです。
平均の算出の活用例
例 1件あたりの売上金額を計算しよう。
解答

SUM関数とCOUNT関数を1個の数式に組み込む例が左側です。
今回の場合は、数式が短いので1本でも理解しやすいですが、非常に長くなる場合もあります。
数式が長い場合には、右側のように項目ごとに計算しておいて、最後にまとめて計算する方法を活用すると良いでしょう。
【補足】AVERAGE関数とは
=AVERAGE(数値)
平均を求める関数といえば、AVERAGE関数というものがあります。
個人的には暗記を減らしたいため、AVERAGE関数は不要であると考えています。
今回のクエストを終えて
合計・データ個数・平均の算出を習得!
表作成において、合計やデータ個数を算出する機会は非常に多いです。
利用頻度が高い単純な構造のSUM関数やCOUNT関数を最初に学習しておくと、今後の関数を段階的に学習できるでしょう。





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