- 関数を表全体に導入したいが1つずつ記入するのが面倒
- 連番を入力するのに手作業は面倒
- セル同士のテキストを結合して1つのセルに反映させたい
以上のような悩みはこの記事で解決できます。
オートフィルは、連続データの入力や関数を延長する機能です。
関数を利用するなら必須項目です。
なので、今回はセル同士のテキストを結合する「&」を例にしてオートフィルを解説します。
今回のクエストはこちら。

テキストを結合し1つのセルに反映させる「&」
= 文字列 & 文字列
※何個でも結合可能。
文字列はセル番号や関数で抽出したものも対象になります。
そのため、「&」はエクセルの仕組み作成や関数など非常に応用が効きます。
具体的には以下のように使用します。

オートフィルとは
オートフィルとは以下のようなものです。
- 連続したデータを作成
- 規則性に基づいたコピー
このような機能を持つため、関数や連番の作成に利用されることが多いです。
オートフィルの使い方は2つです。
- セル右下にカーソルを合わせ、ドラッグまたはダブルクリック
- タブ「ホーム」のリボン「フィル」→「連続データの作成」
※ダブルクリックは、隣接する左列のデータがある行までしかオートフィルされません

関数への活用
オートフィルによるコピーはただのコピペではありません。規則性を考慮してコピーされます。
関数にオートフィルを利用すると、関数内のセル番号も1つずつズレていきます。
例えば、セルC1に「=A1」とある場合、オートフィルするとセルC2に「=A2」とズレていきます。
もしオートフィルのズレを防ぎたい場合、セル番号に「$」をつけるとズレずに固定できます。
例えば、セルC1に「=$A$1」とある場合、オートフィルするとセルC2にも「=$A$1」と固定されます。
具体的には以下のように活用されます。
例 テキスト結合「&」を利用してフルネームを作成せよ
解説
セルD3に「=B3&C3」を入力(※セル番号はセルをクリックで指定できる)
セルD3の右下にカーソルを合わせ「+マーク」になったら、ダブルクリックする。
※ダブルクリックは左列(C列)に入力されている行までしかオートフィルされません。
連番の作成
オートフィルにより連番を作成できます。
例えば「1〜30」を列方向に1発で入力できます。
これを応用すると日付や曜日なども入力できます。しかし、関数で十分に対応できる範囲なので学習の優先順位は低いでしょう。
具体的には以下のように活用されます。
例1 1〜10の連番をドラッグで作成せよ
解説1
連番の最初の番号を入力する
セルA3の右下にカーソルを合わせ「+マーク」になったら、セルA12までドラッグする。
セルA12の右下の表示を開き、「連続データ」に変更する
例2 1〜10の連番をタブ「データ」から作成せよ
解説2
連番の最初の番号を入力する
セルA2を選択した状態でタブ「データ」リボン「フィル」の「連続データの作成」をクリック
連続データの内容を「列方向に1ずつ加算し、10で止める」にし、OKをクリック
今回のクエストを終えて
オートフィルとテキスト結合「&」を習得!
オートフィルは関数を活用する際に頻発するスキルです。これを事前に習得することで、Level3の学習が楽になるでしょう。
また、テキスト結合「&」も文字列を無理やり関数に使える形に変形させる時などに利用できます。いざという時の力技としても有効なので是非覚えておきましょう。




コメント