- 表示する数字の表記を変えたい
- セル内で好きな位置に文字を表示したい
このような悩みはこの記事で解決できます。
セルの書式設定で出来ることを自身が実際に利用したものを中心に紹介します。
今回のクエストはこちら!

セルの書式設定をタブごとに紹介
タブ「表示形式」
タブ「表示形式」にて高頻度で利用する分類は以下の通りです。
- 標準
- 数値/文字列
- 通貨
- 日付
- パーセンテージ
それぞれの利用方法は以下の通りです。
また、ユーザー定義という自由に設定できる便利なものがありますが、これは別で紹介する予定です。(個人的にはユーザー定義を使わずとも関数等を応用すれば十分と考えています)
標準
分類「標準」はデフォルトで、書式を設定していない状態です。
何もこだわりがないセルであれば、全て標準にしておくと良いでしょう。

数値/文字列
セルのデータ型を「数値」「文字列」に変換できます。
関数を活用していると、障壁になりがちな数値か文字列かを書式設定で修正できます。
※書式設定よりも関数・VBAによるデータ型変換の方が強制力が強いので、データ型が重要な場面では関数・VBAを利用することをお勧めします。
数値はデータ型以外にも、以下の3つ設定できます。
- 小数第何位まで表示するか
- 3桁ごとの区切りは入れるか
- 負の数をどう表示するか

※指定した小数以下で四捨五入されます。
例)小数第一位まで表示にした場合、小数第二位で四捨五入されます。

通貨
金額に関するセルに通貨マーク(¥や$など)や区切りを書式設定でつけることができます。
複数のセルにまとめてつける際に、書式設定で一気に修正することが可能です。
- 小数第何位まで表示するか
- 通貨マークは何にするか
- 負の数はどう表示するか

※指定した小数以下で四捨五入されます。
例)小数第一位まで表示にした場合、小数第二位で四捨五入されます。

日付
書式設定で日付の表示形式を変更できます。
例えば、日付の表示形式は以下のようなものがあります。
- YYYY/MM/DD
- YYYY年MM月DD日
※Y:年 M:月 D:日
エクセルで仕組み作りをする際に、日付の扱い方に応じて表示方法を変更する必要があります。
その際には、自身が扱いやすい表示方法に修正するようにしましょう。

パーセンテージ
セルに入力された数字を「%」で表示できます。
例えば、0.8を80%に変換できます。

他の表示形式と同様に、設定した小数以下は四捨五入されます。

タブ「配置」
タブ「配置」で出来ることは以下の通りです。
- セル内でのフォントの縦位置・横位置
- フォントの角度
- フォントをセル内に収めるかどうか

セルに収まらない文字量の時に、セル内にどう収めるかについて具体的に見ていきます。
- 何もしない…セルから右方向へはみ出す
- 折り返して全体を表示…セルを下方向へ大きくして文字を収める
- 縮小して全体を表示…文字サイズを小さくしてセルに収める

タブ「フォント」
タブ「フォント」で出来ることは以下の通りです。
- フォントのスタイル・サイズ・色
- 文字の飾り

タブ「罫線」
タブ「罫線」で出来ることは以下の通りです。
- セルのどこに罫線を引くか
- 色やスタイルはどのような罫線にするか

タブ「塗りつぶし」
タブ「塗りつぶし」で出来ることは以下の通りです。
- 背景色
- 背景の模様

タブ「保護」
タブ「保護」は、シート保護の際に利用する機能です。
数式を削除されたくない場合などにシートを保護します。
ただし、滅多に使う機能ではありませんので、シート保護の方法さえ知っていれば良いでしょう。
今回のクエストを終えて
セルの書式設定を習得!
書式設定は非常に便利で、関数・VBAを利用しなくても表示方法を一括で変更できます。
奥が深いものですので、今回の記事で紹介したものを優先的に活用できるようになりましょう。




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