- 行や列を非表示にしたら、どこを隠したか分かりにくくなった
- 非表示箇所が多いから、まとめて表示・非表示を切り替えたい
このような悩みはこの記事で解決できます。
手探りでエクセルを触っていると知る機会がないであろう「グループ化」を紹介します。
今回のクエストはこちら!

一般的な非表示の方法について確認したい方はこちらの記事をご確認ください。
行や列の非表示をしてはいけない理由
非表示を利用してはいけない理由は2つです。
- 非表示の列や行の発見が難しくなる
- ブックのメンテナンスが面倒になる
非表示の列や行の発見が難しくなる
非表示にした行や列は発見が難しいです。
なぜなら非表示の発見方法は、「連番が抜けている箇所を探す」しかないからです。

連番が何行もまとまって抜けている/1箇所だけ/表自体が小さいなら、気づく可能性はあります。
しかし、表が大きくなるほど隠したいデータは増えていくので、グループ化で発見しやすい状況を作る必要があります。
グループ化をすると、非表示箇所に「+」ボタンが追加され、発見しやすくなります。

ブックのメンテナンスが面倒になる
非表示を利用すると、ブックのメンテナンスが面倒になります。
なぜなら、非表示箇所の表示・非表示を繰り返す処理に時間がかかってしまうからです。
繰り返し利用するブックの多くは、「非表示箇所に元データがあり・表示箇所は元データから数式で必要なものを抽出する構造」になっています。
そのようなブックのメンテナンス時に、非表示箇所の表示・非表示を繰り返す処理が必要になりますが、その処理のリスクは2つあります。
- 非表示にすべき箇所を隠し忘れる
- 表示すべき箇所を隠してしまう
このリスクは非表示箇所が不明確であることが原因です。
そこでグループ化を利用すると、非表示箇所が明確・ボタン1つで表示・非表示を切り替え可能になります。

グループ化の設定方法
グループ化の設定方法
グループ化の設定方法は以下の通りです。
非表示にしたい行・列を選択 → タブ「データ」のリボン「グループ化」をクリック
グループ化の解除方法
グループ化の解除方法は以下の通りです。
グループ化解除したい行・列を選択 → タブ「データ」のリボン「グループ解除」をクリック
グループ化はどのような時に活用するべきか
- 複数人で共有するブック
- 自分以外が利用するブック
- 繰り返し利用するブック
グループ化は上記のようなブックで非表示をする際に活用するべきです。
1人で利用するブックや単発のブックなら、非表示箇所を自分で覚えていればいいだけだからです。
他人が利用することを考慮して、エクセルを活用できるようになりましょう。
今回のクエストを終えて
グループ化を習得!
グループ化を利用すると、自身だけでなく、チームの作業効率の向上にも役立つようになります。
徐々に自分だけでなく、チーム全体の作業を意識したエクセル作りをできるようになりましょう。





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