条件付き書式を活用して自動的に書式を変更しよう

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  • 条件を満たしたセルの書式設定を自動で変更したい
  • 条件を満たしたセルだけ自動で赤字にしたい

これは条件付き書式を活用すると解決できます。

指定した条件を満たした場合に書式設定を変更するという自動機能で、VBAを活用しない比較的簡単なためオススメです。

自動で書式が変わると、手作業のミス防止やミスを発見する仕組みに活用できます。

今回のクエストはこちら。

条件付き書式とは

条件付き書式ができること

セルに入力された内容が指定した条件を満たす場合、そのセルの書式設定を自動で変更ができます。

VBA不要なので、比較的簡単に行える自動化の機能です。

例えば、以下のようなことができます。

  • セルA1に入力された数字がマイナスの場合、文字を赤太字に変更
  • 列Aに入力された数字のうち上位3つだけを太字に変更
  • セルA1に入力された文字が「×」の場合、セルを塗りつぶす

このように自動で書式を変更可能なため、手作業を減らしながら特定の内容を目立たせることができます。

すると、手作業のミス防止やミス発見の仕組みに活用できます。

また、関数と組み合わせることもできるので、活躍の幅が大きいです。

条件付き書式の設定方法

条件付き書式の設定方法は以下の通りです。

範囲選択 → タブ「ホーム」リボン「条件付き書式」 → 「新しい書式ルール」設定

条件付き書式の設定の要素は3つです。

  • どの範囲に
  • どんな条件を満たす場合に
  • どんな書式に変更するか

範囲の設定

タブ「ホーム」リボン「条件付き書式」をクリックする前に、範囲を選択しましょう。

範囲は、セル単体・一部範囲・列全体・行全体など好きなように選択可能です。

範囲選択方法を確認したい方はこちらの記事をご覧ください。

条件の設定

設定できる条件は多岐にわたります。

  • セルの値に基づいて全てのセルを書式設定
  • 指定の値を含むセルだけを書式設定
  • 上位または下位に入る値だけを書式設定
  • 平均より上または下の値だけを書式設定
  • 一意の値または重複する値だけを書式設定
  • 数式を使用して書式設定するセルを決定

ここでは、最も重要で基本的な「指定の値を含むセルだけを書式設定」を例として紹介します。

セル内のデータ(数値・文字列など)について、大小関係・文字を含むかどうかなどを条件にできます。

例えば、「セルの値が0より大きい」や「文字列が”×”と一致する」などのような条件を設定できます。

書式設定

書式設定は、罫線や文字のサイズ・色・塗りつぶしなどを調整することです。

条件付き書式で設定できる内容は、書式設定とほぼ同様です。

書式設定について確認したい方はこちらをご覧ください。

条件付き書式の代用

条件付き書式を利用せずに、似た機能を用意することが可能です。

VBAでマクロ作成は条件付き書式の代用を作成できます。

VBAではより複雑な条件でも設定しやすいです。

条件付き書式の代用をVBAで処理するのは、VBAの練習にも適しているのでレベルアップしたら行いましょう。

条件付き書式の解除方法

条件付き書式の解除方法は以下の通りです。

リボン「条件付き書式」内にある「ルールのクリア」で解除できます。

シート全体からクリアをすると全ての「条件付き書式」が消えるのでご注意ください。

一部だけ削除したい場合は、範囲選択した上で「選択したセルからルールをクリア」するようにしましょう。

【実践してみよう】条件付き書式の活用例

実際の活用例を見ながら、条件付き書式の設定方法を確認していきましょう。

ブックのダウンロードはこちら。

問 列Bにある数値がマイナスの場合、その数字を赤太字にせよ

列Bを選択します。

その後、タブ「ホーム」リボン「条件付き書式」→「新しいルール」をクリックします。

条件の内容は「セルの値が0より小さい」場合に、「文字を赤太字にする書式設定」へ変更するように設定します。

今回のクエストを終えて

条件付き書式を習得!

条件付き書式を身につけたことで、一部作業が自動化できるようになりました。

自動で文字を目立たせると、表での見落とし防止などに繋がります。

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