以下のような方にオススメの記事です。
- データ全てでなく、条件を満たすデータのみ合計したい
- 特定のデータの個数を知りたい
- SUMIFS関数とCOUNTIFS関数について知りたい
条件を満たすデータのみを計算する方法を紹介します。
覚えるものは極限まで減らしたいので、SUMIF関数とCOUNTIF関数は不要です。
IF関数・SUM関数・COUNT関数の複合なので、3つの関数を学習してから読み進めましょう!
今回のクエストはこちら

条件を満たすデータのみを合計
SUMIFS関数
=SUMIFS(合計範囲 , 条件範囲1 , 条件1 , 条件範囲1 , 条件2 , …)
機能:各条件範囲にて条件を満たす「合計範囲」の値を合計する
SUMIFS関数の条件は1つでも複数でも対応できます。
「条件範囲1の中で条件1を満たす かつ それ以降の条件範囲で条件を満たす」データのうち合計範囲の値を合計します。
このように条件は「かつ条件」となります。

条件などの設定方法はこちらの記事を参考にしてください。
SUMIFS関数の活用例
例 北海道支店の売上の合計を算出しよう
解答
合計したい項目は列Cの売上、条件範囲は列Bの支店で「北海道」が今回欲しいものです。
よって、「=SUMIFS(C2:C18 , B2:B18 , “北海道”)」が答えです。

参考として、この表が今後データをさらに追加になると想定すると以下のような数式が適しています。
条件範囲を列全体に変更した「=SUMIFS(C:C , B:B , “北海道”)」が良いでしょう。
条件を満たすデータのみ個数を数える
COUNTIFS関数
=COUNTIFS(条件範囲1 , 条件1 , 条件範囲2 , 条件2 , …)
機能:各条件範囲にて条件を満たすデータの個数を数える
COUNTIFS関数も条件はいくつでも使用可能です。
「条件範囲1の中で条件1を満たす かつ それ以降の条件範囲で条件を満たす」データの個数を数えます。
このように条件は「かつ条件」です。

条件などの設定方法はこちらの記事を参考にしてください。
COUNTIFS関数の活用例
例 北海道支店の売上件数を数えよう
解答
数えたい項目は列Bの支店が「北海道」のデータが今回欲しいものです。
よって、「=COUNTIFS(B2:B18 , “北海道”)」が答えです

参考として、この表が今後データをさらに追加になると想定すると以下のような数式が適しています。
条件を列全体に変更した「=COUNTIFS(B:B , “北海道”)」が良いでしょう。
SUMIF関数とCOUNTIF関数が不要な理由
余計な暗記・判断を減らすためにSUMIFS関数とCOUNTIFS関数のみを利用できるようになれば良いと考えています。
SUMIFS関数とCOUNTIFS関数のみで十分と考える理由は以下のとおりです。
- 大は小を兼ねる
- 検索条件の追加が簡単
下図は関数の比較表です。


条件が単体・複数に関わらず利用できるため、単体でしか利用できない関数は不要です。
また、SUMIFS関数とCOUNTIFS関数は、引数を後ろに条件を追加していく構成になっています。
このように後ろに追加していくだけなら、あとで条件を追加したくなった際にも楽にメンテナンスができます。
今回のクエストを終えて
SUMIFS関数とCOUNTIFS関数を習得!
ただ全てを計算するのでなく、必要な条件に合うものだけ欲しい場合は多々あります。
このスキルはデータ集計をする際には必須です。







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