以下のような方にオススメの記事です。
- 関数を初めて学習する
- 比較演算子の一覧を知りたい
- 関数を調べてみたが、分からない言葉が多すぎた
関数の種類はさておき、関数の役割や用語について解説していきます。
初めて各関数の解説を読むと、暗号かのように見えることがあります。
その原因は、関数の構成要素が記号ばかりだからです。
そこで、関数にまつわる用語・記号を知るところから始めましょう!
今回のクエストはこちら。

関数とは
中学数学の復習
まずは中学数学の復習からです。
関数:f(x)=x + 1 (xは正の整数とする)
構造:関数名 = 変数 + 1
変数とは、値が変動する数字です。変動するため、仮の数字としてx(エックス)などで代用することがあります。
例えば、上記の関数の場合「x」が変数で、xは正の整数(1、2、3、4…)と変動します。
定数とは、値が固定された数字です。固定されているため、基本的には文字で代用せずにそのまま数字を利用することが多いです。
例えば、上記の関数の場合「1」が定数です。「1」と定義されている以上、変動のしようがありません。
f(x)とは関数の名前のことです。上記の例は『f(x)はxを変数とする関数で「x+1」と定義する』という意味になります。
では、関数f(x)=x+1は以下のような関数です。
x=1のときf(x)=1+1=2、x=2のときf(x)=2+1=3のように、xの値が決まるとf(x)の値が決まります。

エクセルの関数
本題のエクセルの関数もほぼ同様です。
= 関数名(引数)
関数名はこれから学習していきますが、例えばSUMなどが関数名に当たります。
引数は、変数と同じものであると考えて良いです。(正確には異なるが、業務上は問題なし)
SUM関数を例にして解説していきます。
関数:=SUM(範囲)
構造:=関数名(引数)
機能:範囲内の値すべてを合計する
SUM関数では、SUMが関数名で、関数の機能は「合計」・引数は「合計したい範囲」になります。
数学関数とエクセル関数を比較
以上の各関数の違いを比較表でご確認ください。

関数に利用される記号
四則演算は以下の記事で説明していますので、ご確認ください。
関数開始の記号
関数名の最初に「=(イコール)」を付けないと関数ではなく、文字列として認識され、計算されません。
SUM関数で「=」を付け忘れて「SUM(A:A)」と入力した場合、「SUM(A:A)」がセルに反映されるだけになります。
なので、関数を利用したい場合は『=』を付け忘れないようにしましょう。
引数における記号
引数はただセル番号を入力するだけではありません。
- 範囲を設定する「:」
- オートフィルでも固定される範囲指定「$」
- テキストを結合する「&」
- 文字列を引数に組み込む「”」
- 引数を追加する「,」
- 別シートを指定する「!」
以上のような記号を駆使して様々な引数を設定できます。
各記号の解説は下表をご確認ください。

オートフィルって何?と言う方はこちらの記事をご覧ください。
比較演算子
比較演算子とは、2つの値の大小を表す記号です。
- 等しい場合は「=」
- 等しくない場合は「<>」
- より大きい・小さい場合は「<」または「>」
- 以上・以下の場合は「<=」または「>=」
以上・以下は、「=」が後ろにつくと覚えましょう。

今回のクエストを終えて
関数の全体像を習得!
今回で関数がどのようなものか理解できたでしょう。
次回以降は各関数の使い方について紹介するので、どんどん関数を活用できるようになりましょう!





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