「エクセルを自動化したい!」と思ったとき
必ず耳にするのが「マクロ」と「VBA」という言葉。
「どっちも同じじゃないの?」
「結局、どっちを勉強すればいいの?」
そんな疑問を抱えている方も多いはずです。
実は、この2つの違いを正しく知ることは、最短で自動化をマスターするための第一歩になります。
この記事では、エクセル初心者の方でも「なるほど!」と思えるよう、日本一わかりやすく噛み砕いて解説します!

マクロとVBAの違いを一言でいうと?
結論からいうと、マクロとVBAの関係は「料理とレシピ」のような関係です。
- マクロ = 「自動で動く機能」そのもの(=完成した料理)
- VBA = マクロを作るための「言葉」(=レシピや調理道具)
つまり
「VBA(言葉)でマクロ(機能)を作る」というのが正解です。


「VBAは手段・マクロは結果」!
会話では使い分けてなかったから気にしすぎなくてOK!
なぜ「VBA」を学ぶ必要があるの?
エクセルには、操作をそのまま覚えさせる「マクロの記録」という機能があります。
「それならVBAなんて覚えなくていいのでは?」と思うかもしれません。
たしかに、記録機能(料理でいうレトルト食品)だけでも簡単な自動化はできます。
しかし、実務でバリバリ使うならVBA(自炊スキル)が絶対に必要です。
VBAを覚えるべき理由は、大きく分けて3つあります。
1. 「もし〜なら」という判断をさせるため
マクロの記録は、言われた通りに動くだけの「ロボット」です。 「もしデータが空だったら処理を飛ばす」といった条件に合わせた判断は、VBAを書かないとできません。

IF関数と同じ条件分岐だよ!
条件分岐ができないと自動化とは呼べない…
2. 大量の作業を「繰り返し」させるため
100人分の給与明細を作ったり、100個のファイルを開いてデータを集計したり…。
こうした「繰り返し作業」はVBAの専売特許です。
マクロの記録では、100回分の操作をわざわざ記録しなくてはいけません。

100回も同じ作業を繰り返すなんてマクロにやらせておこう!
その間、僕らは楽をしようね。
3. 予期せぬエラーに対応するため
実務では、データの行数が変わったり、新しい項目が増えたりすることがよくあります。
マクロの記録だけでは少しの変化で止まってしまいますが、
VBAを知っていれば、少しコードを書き換えるだけで柔軟に対応できるんです。

行数の判断もマクロにやらせれば
僕らは何もしなくていいよね。
VBAをマスターする驚きのメリット3選
VBAを身につけると、あなたの事務作業は劇的に変わります。
① 圧倒的な時短(定時退社が当たり前に!)
手作業で2時間かかっていた集計作業が、ボタンを押すだけで「わずか1秒」で終わります。
電話に手を取られている間にも作業が完了し、早めに帰宅することも可能です。

僕は電話が多い部署だったけど
電話のせいで「どこまで作業したっけ」って思い出す作業も減ったよ!
② 入力ミス・計算ミスがゼロになる
人間は疲れるとミスをしますが、VBAは疲れません。
同じ作業を1万回やらせても、1ミリも間違えずに正確に処理をこなします。

一度マクロを用意すれば、自分が楽できるよ!
③ あなた自身の市場価値(時給)が上がる
「誰にでもできる作業」を自動化し、「自動化の仕組みを作れる人」になることで
職場での評価や転職での強みが圧倒的に高まります。

僕はVBAのおかげでボーナス評価UPしたよ!
初心者でも大丈夫!「暗記ゼロ」の学習ステップ
「プログラミングなんて、頭の良い人しかできないんじゃ…」
「英語の命令文を全部暗記するのは無理!」
そう思っている方にこそ、このブログを読んでほしいです。
本連載では、「最低限の暗記で実務に活かす」をゴールに、以下のステップで解説していきます。
- 準備編: VBE(マクロを書く画面)の設定。3分で完了!
- 基礎編: セルの操作(Range)。
- 実践編: シートのコピペ、ブックの保存、PDF作成など。
- 自動処理編: 「条件分岐」と「繰り返し」。VBAの真のパワーを体感。
難しい専門用語を使わずに解説していきます。
最低限の暗記・努力で最大限に楽をしましょう!

安心して!
僕もエクセル初心者で入社したけどマクロ作成できるよ!
今回のクエストを終えて
マクロとVBAの違いを習得!
- マクロは「自動化された機能」そのもの
- VBAは「マクロを作るための言葉」
- 実務を劇的に効率化したいなら、VBAの基本だけサクッと覚えればOK!
まずは、「エクセルを自分の代わりに働かせる魔法の言葉」を学ぶんだ、というワクワク感だけ持っていてください。
次回は、いよいよマクロを書くための第一歩、「開発環境の準備」について解説します。
設定を変えるだけで「プログラミングをやってる感」が出るので、楽しみにしていてくださいね!




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