Level4 データ分析|クエスト4

ピボットテーブルで担当者ごとの売上を集計できました!
売上の違いを、グラフでも分かりやすく確認できますか?
ピボットテーブルを使うと、売上明細を担当者別や商品別に集計できます。
しかし、集計表に並んだ数値だけでは、どの担当者の売上が多いのか、どの商品に差があるのかをすぐに判断しにくいことがあります。
このようなときに役立つのが、ピボットグラフです。
ピボットグラフを使うと、ピボットテーブルの集計結果をグラフで表示し、売上の違いや傾向を視覚的に確認できます。
また、表示する項目や条件を変更すると、ピボットテーブルと連動してグラフの内容も切り替わります。
この記事では、前のクエストで作成した担当者別売上のピボットテーブルから、集合縦棒のピボットグラフを作成します。
さらに、表示する日付を絞り込んだり、担当者別から商品別へ切り替えたりしながら、集計結果を確認する方法も解説します。
ピボットテーブルからピボットグラフを作成し、表示する項目や条件を切り替えながら、売上の違いや傾向を確認できるようになりましょう。
ピボットグラフとは
ピボットグラフとは、ピボットテーブルの集計結果をグラフで表示する機能です。
ピボットテーブルでは、担当者別や商品別の売上を数値で確認できます。
一方、ピボットグラフを作成すると、棒の高さや線の動きから、次のようなデータの特徴を視覚的に確認できます。
- どの担当者の売上が多いのか
- どの商品がよく売れているのか
- 日付によって売上がどのように変化しているのか
- 項目ごとにどのくらい差があるのか
数値を一つずつ読み比べなくても、売上の大小や変化を見つけやすくなります。
ピボットテーブルの作成方法を確認したい方はこちらをご覧ください。
ピボットテーブルと連動している
ピボットグラフは、もとになっているピボットテーブルと連動しています。
ピボットテーブルの項目や条件を変更すると、連動しているピボットグラフの内容も切り替わります。
そのため、元データからグラフを作り直さなくても、次の操作で表示内容を変更できます。
- 集計する項目を入れ替える
- 表示する日付を選択する
- 特定の担当者や商品に絞り込む
- 売上の合計とデータの個数を切り替える
通常のグラフとの違い
通常のグラフとピボットグラフは、どちらも数値の違いや変化を視覚的に確認するために使用します。
主な違いは、何をもとにグラフを作成するのかです。
- 通常のグラフ:選択したセル範囲のデータから作成する
- ピボットグラフ:ピボットテーブルの集計結果から作成する
通常のグラフは、あらかじめ整理した表をそのままグラフにしたい場合に適しています。
ピボットグラフは、担当者別・商品別・期間別など、条件や項目を切り替えながら集計結果を確認したい場合に適しています。
通常のグラフとピボットグラフのどちらが優れているということではありません。
完成した表をグラフにするのか、集計項目や条件を切り替えながら確認するのかによって使い分けます。
棒グラフ・円グラフ・折れ線グラフの使い分けや、通常のグラフを作成する方法は、次の記事で解説しています。
次の章では、このピボットテーブルから集合縦棒のピボットグラフを作成する基本手順を確認しましょう。
Excelでピボットグラフを作成する基本手順
今回は、次のようにフィールドを配置したピボットテーブルを使用します。
- ピボットテーブル内のセルをクリックする
- [ピボットテーブル分析]タブの[ピボットグラフ]をクリックする
- グラフの種類を選択する
- 作成されたピボットグラフを確認する
担当者ごとの売上合計を、集合縦棒グラフで比較してみましょう。
1.ピボットテーブル内のセルをクリックする
ピボットテーブル内のセルを1つクリックします。
今回は、担当者名または売上金額が表示されているセルを選択してください。
ピボットテーブル内を選択すると、リボンに[ピボットテーブル分析]タブが表示されます。

2.[ピボットテーブル分析]タブの[ピボットグラフ]をクリックする
リボンに表示された[ピボットテーブル分析]タブをクリックします。
[ピボットテーブル分析]タブには、ピボットテーブルやピボットグラフを操作するためのボタンが用意されています。

[ツール]にある[ピボットグラフ]をクリックします。
[グラフの挿入]画面が表示され、作成するグラフの種類を選択できます。
3.グラフの種類を選択する
今回は、担当者ごとの売上を比較するため、集合縦棒グラフを作成します。
[グラフの挿入]画面で、次の順に選択してください。
- 左側の一覧から[縦棒]を選択する
- [集合縦棒]を選択する
- [OK]をクリックする

グラフの種類は、データから何を確認したいのかに合わせて選びましょう。
4.作成されたピボットグラフを確認する
[OK]をクリックすると、ピボットテーブルと同じワークシートにピボットグラフが作成されます。
次の内容を確認しましょう。
- 横軸に担当者名が表示されている
- 縦軸に売上金額の目盛りが表示されている
- 担当者ごとの売上が棒で表示されている
- グラフ内にフィールドボタンが表示されている

ピボットテーブルとピボットグラフは連動する
作成したピボットグラフは、もとになったピボットテーブルと連動しています。
ピボットテーブルのフィールド配置や表示条件を変更すると、その内容がピボットグラフにも反映されます。
ピボットテーブルとピボットグラフは別々の集計結果ではありません。同じ集計結果を、表とグラフの2つの方法で表示していると考えましょう。
次の章では、ピボットグラフに表示されたフィールドボタンを使い、表示する日付や商品などの条件を切り替える方法を確認しましょう。
ピボットグラフの表示条件を切り替える
ピボットグラフでは、フィールドボタンから表示するデータを絞り込めます。
たとえば、年間の担当者別売上を表示しているグラフから、特定の日付だけを選択して、その日付の担当者別売上を確認できます。
表示条件を変更するために、元データを編集したり、別のグラフを作り直したりする必要はありません。
今回は、次のようにフィールドを配置します。
- [フィルター]:日付
- [軸(項目)]:担当者
- [値]:売上
1.[日付]を[フィルター]へ配置する
[ピボットグラフのフィールド]に表示されている[日付]を、画面右下の[フィルター]へドラッグします。
[日付]を[フィルター]へ配置すると、ピボットグラフ上に日付を選択するフィールドボタンが表示されます。

[ピボットグラフのフィールド]が表示されていない場合は、ピボットグラフ内をクリックしてください。
2.[日付]のフィールドボタンをクリックする
ピボットグラフに表示された[日付]のフィールドボタンをクリックします。
日付の一覧が表示されたら、最初に[(すべて)]のチェックを外します。
条件は複数選択も可能です。

確認したい日付にチェックを入れ、[OK]をクリックします。
たとえば[4月10日]を選択すると、4月10日の売上データだけを使ったグラフへ切り替わります。
フィールドボタンで条件を選択しても、元データが削除されることはありません。選択した条件に合うデータだけが、ピボットテーブルとピボットグラフに表示されます。
3.グラフが切り替わったことを確認する
[OK]をクリックすると、選択した日付の売上だけがピボットグラフに表示されます。
次の点を確認しましょう。
- [日付]のフィールドボタンにフィルターのマークが表示されている
- 選択した日付の担当者別売上が表示されている
- 棒の高さが選択前から変化している
- ピボットテーブルの集計
- 結果も同時に変化している
選択した日付の担当者別売上だけが表示され、ピボットテーブルとピボットグラフの両方が切り替わっていれば完成です。
絞り込みを解除し、すべての日付を表示する場合は、もう一度[日付]のフィールドボタンをクリックします。
一覧から[(すべて)]にチェックを入れ、[OK]をクリックしてください。
ピボットテーブルとピボットグラフは同じ条件で切り替わる
ピボットグラフのフィールドボタンで条件を変更すると、連動しているピボットテーブルの集計結果も切り替わります。
反対に、ピボットテーブル側でフィルターを変更した場合も、ピボットグラフに同じ条件が反映されます。
次の章では、条件による絞り込みではなく、フィールドの配置を変更して、担当者別のグラフを商品別や日付別のグラフへ切り替える方法を確認しましょう。
フィールドの配置を変更してグラフを切り替える
ピボットグラフでは、フィールドの配置を変更すると、グラフで比較する項目を切り替えられます。
たとえば、担当者別の売上を表示しているグラフから、商品別や日付別の売上を表示するグラフへ変更できます。
元データを編集したり、新しいグラフを作り直したりする必要はありません。
担当者別から商品別のグラフへ切り替える
現在のピボットグラフでは、フィールドを次のように配置しています。
- [軸(項目)]:担当者
- [値]:売上
この[担当者]を[商品]へ入れ替えると、商品別の売上グラフへ切り替えられます。
- [軸(項目)]にある[担当者]を、エリアの外へドラッグする
- フィールド一覧の[商品]を[軸(項目)]へドラッグする
フィールドをこのような表示にします。

横軸に商品名が並び、商品ごとの売上合計が棒の高さで表示されていれば完成です。
[担当者]の右側にある[▼]をクリックし、[フィールドの削除]を選択する方法でも外せます。
日付別の売上グラフへ切り替える
売上の時間による変化を確認したい場合は、[日付]を[軸(項目)]へ配置します。
フィールドを次のように設定してください。

[商品]を[軸(項目)]から外し、代わりに[日付]を配置すると、日付別の売上グラフへ切り替わります。
今回作成している集合縦棒グラフでも、日付ごとの売上を比較できます。
ただし、時間の流れに沿った増減を確認することが目的なら、折れ線グラフのほうが変化を読み取りやすくなります。
担当者ごとに商品別の売上を比較する
2つの項目を組み合わせると、担当者ごとに商品別の売上を比較できます。
今回は、フィールドを次のように配置します。

[軸(項目)]に配置した[担当者]が、グラフの横軸に並びます。
[凡例(系列)]に配置した[商品]は、商品ごとに異なる色の棒として表示されます。
ピボットグラフを見やすく整える
ピボットグラフを作成しただけでは、何を表しているグラフなのか分かりにくいことがあります。
グラフを見た人が集計内容を判断できるように、次の要素を確認しましょう。
- グラフタイトル
- 凡例
- フィールドボタン
すべての要素を削除したり追加したりする必要はありません。
グラフの用途に合わせて、必要な情報を残すことが大切です。
グラフタイトルを変更する
グラフタイトルには、何を集計したグラフなのか分かる名前を付けます。
今回は、担当者ごとの売上合計を表示しているため、グラフタイトルを**「担当者別売上」**に変更しましょう。
- グラフ内の[グラフ タイトル]をクリックする
- 「担当者別売上」と入力する
- グラフタイトル以外の場所をクリックして確定する

凡例が必要か確認する
凡例は、グラフ内の色が何のデータを表しているのかを示します。
担当者別の売上合計のように、表示している数値が「売上」の1種類だけであれば、凡例がなくても内容を判断できる場合があります。
不要な凡例は、クリックして選択し、Deleteキーを押すと削除できます。
一方、[凡例(系列)]に[商品]を配置したグラフでは、商品ごとの棒が異なる色で表示されます。
この場合は、どの色がどの商品を表しているのか判断するために、凡例を残します。

凡例は必ず表示するものでも、必ず削除するものでもありません。
凡例がなくても色分けの意味を判断できるかを基準にします。
必要に応じてデータラベルを表示する
棒の高さだけでなく、正確な売上金額も確認してもらいたい場合は、データラベルを表示します。
- ピボットグラフをクリックする
- グラフ右上の[グラフ要素]の[+]をクリックする
- [データ ラベル]にチェックを入れる

データラベルを表示すると、各担当者の棒に売上金額が表示されます。
棒の本数が多い場合にデータラベルを表示すると、数値が重なって読みにくくなることがあります。正確な金額をグラフ上で示す必要がある場合だけ表示しましょう。
フィールドボタンを非表示にする
ピボットグラフには、表示条件や集計項目を切り替えるためのフィールドボタンが表示されます。
操作中は便利ですが、グラフを資料へ貼り付けたり印刷したりする場合は、ボタンがグラフを見る妨げになることがあります。
必要に応じて、フィールドボタンを非表示にしましょう。
- ピボットグラフ内をクリックする
- [ピボットグラフ分析]タブをクリックする
- [フィールド ボタン]の[▼]をクリックする
- [グラフ上のフィールド ボタンをすべて非表示]をクリックする

フィールドボタンを非表示にしても、ピボットグラフの集計内容や元データは変わりません。
再表示する場合も同様に、ピボットグラフタブのフィールドボタンから設定できます。
元データを変更したらピボットグラフを更新する
ピボットグラフを作成したあとに元データを変更しても、グラフの内容は自動では切り替わりません。
次のような変更を行った場合は、ピボットグラフを更新する必要があります。
- 売上金額を修正した
- 担当者名や商品名を修正した
- 新しい売上明細を追加した

元データ修正後に、[ピボットグラフ分析]タブを開き、**[更新]**をクリックします。
更新すると、元データをもとに集計結果が再計算され、ピボットテーブルとピボットグラフの両方へ反映されます。
通常のセル範囲の下へ新しい売上明細を追加した場合、追加した行が集計範囲に含まれないことがあります。
[更新]をクリックしても新しいデータが反映されない場合は、ピボットテーブルの集計範囲を確認してください。
まとめ|ピボットグラフで集計結果を確認しよう
ピボットグラフを使うと、ピボットテーブルの集計結果をグラフで表示し、数値の違いや傾向を視覚的に確認できます。
通常のグラフと異なり、フィールドの配置や表示条件を変更すると、ピボットテーブルと連動してグラフの内容も切り替わります。
- ピボットグラフは、ピボットテーブルの集計結果をグラフで表示する機能
- ピボットグラフの作成
- ピボットグラフを見やすく整える
- 元データを追加・修正したあとは、ピボットグラフの更新が必要
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ピボットグラフを使うと、集計結果を視覚的に確認し、数値の違いや変化を見つけやすくなります。
しかし、グラフや集計表を作成しただけでは、データを分析したことにはなりません。
大切なのは、集計結果からどのような傾向や違いがあるのかを読み取り、その原因を考えることです。
次のクエストでは、グラフやピボットテーブルの結果を見ながら、傾向・違い・原因を考える方法を学びましょう。
Level4の学習順序を確認したい方は、Level4攻略フローをご覧ください。






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