Level4 データ分析|クエスト2

表に数字が並んでいるけれど、どの商品がよく売れているのか分かりにくいな……。
グラフにすれば、もっと見やすくなるの?
表を見ると詳しい数値を確認できますが、項目ごとの違いや数値の大小をひと目で判断するのは難しいことがあります。
そのようなときは、表のデータからグラフを作成して、数値を見える化しましょう。
グラフにすると、数値を棒や線などで表せるため、表だけを見るよりもデータの特徴を把握しやすくなります。
今回は、商品別の売上データから基本的な縦棒グラフを作成し、グラフタイトルや大きさを整えます。
この記事を読むと、表からグラフを作成し、伝えたい内容に合わせて見やすく整える基本操作ができるようになります。
表のデータから縦棒グラフを作成し、項目ごとの数値を見比べられるようにしよう。
グラフを作成するとデータの違いが見やすくなる
グラフとは、表に入力された数値を、棒や線などの形で表したものです。
表では正確な数値を確認できますが、項目ごとの違いや全体の傾向をひと目で把握するのは難しいことがあります。
グラフにすると、次のようなデータの特徴を視覚的に確認できます。
- どの項目の数値が大きいか
- 項目ごとにどのくらい差があるか
- 数値がどのように変化しているか
- 全体に対してどのくらいの割合を占めているか
表は、正確な数値を確認するのに向いています。
グラフは、数値の違いや傾向を見つけるのに向いています。
ただし、グラフの種類によって、分かりやすく表せるデータは異なります。
まずは、Excelでよく使われる縦棒グラフ・円グラフ・折れ線グラフの使い分けを覚えましょう。
3種類のグラフは、次のように使い分けます。
- 数値を比較する:縦棒グラフ
- 割合を確認する:円グラフ
- 時間による変化を確認する:折れ線グラフ
グラフは見た目だけで選ぶのではなく、何を確認したいのかに合わせて選びます。
今回は、縦棒グラフを実際に作成し、基本的な使い方を確認しましょう。
Excelでグラフを作成する基本手順
Excelでは、グラフにしたいデータを選択してから、使いたいグラフの種類を指定します。
- グラフにする表を選択する
- [挿入]タブを開く
- 作成したいグラフの種類を選択する
今回は、次の表を使って、商品別の売上を比較できる棒グラフを作成してみましょう。

1.見出しを含めて表を選択する
グラフに使用する表を、見出しを含めて選択します。
今回の例では、セルA1からB5までを選択します。

見出しも一緒に選択することで、「商品」と「売上」がグラフの項目名として使用されます。
見出しを含めずに選択すると、グラフの項目名が正しく表示されないことがあります。
2.[挿入]タブをクリックする
表を選択したまま、リボンの[挿入]タブをクリックします。
[挿入]タブには、棒グラフ・円グラフ・折れ線グラフなど、さまざまなグラフを作成するためのボタンが用意されています。

3.作成するグラフの種類を選択する
今回は商品ごとの売上を比較するため、棒グラフを作成します。
[グラフ]の中にある[縦棒/横棒グラフの挿入]をクリックし、[集合縦棒]を選択してください。

グラフの種類を選択すると、選択した表をもとにグラフが作成されます。
4.作成されたグラフを確認する
商品Aから商品Dまでの売上が、縦棒グラフで表示されていることを確認します。
横軸には商品名、縦軸には売上が表示され、それぞれの棒の高さから売上の違いを比較できます。

今回は棒グラフを作成しましたが、円グラフや折れ線グラフも、表を選択してから[挿入]タブでグラフの種類を選ぶという基本的な流れは同じです。
グラフタイトルや凡例を整える
グラフを作成しただけでは、何を表しているグラフなのか分かりにくいことがあります。
グラフを見た人が内容をすぐに理解できるように、次の要素を確認しましょう。
- グラフタイトル
- 凡例
- データラベル
すべてを表示する必要はありません。
グラフの内容に合わせて、必要な要素だけを使用することが大切です。
グラフタイトルを変更する
グラフタイトルには、何を表しているグラフなのか分かる名前を付けます。
作成したグラフに表示されている[グラフ タイトル]をクリックし、今回は「商品別売上」と入力しましょう。
- グラフ内の[グラフ タイトル]をクリックする
- 「商品別売上」と入力する
- グラフタイトル以外の場所をクリックして確定する

グラフタイトルには、「売上」のような短い言葉だけでなく、何を比較しているのか分かる名前を付けましょう。
今回のグラフであれば、「商品別売上」とすることで、商品ごとの売上を比較したグラフだと分かります。
凡例が必要か確認する
凡例は、グラフの色や線が何のデータを表しているのかを示すものです。
今回のグラフでは、扱っている数値が「売上」の1種類しかありません。そのため、グラフタイトルや縦軸を見れば内容を判断でき、凡例がなくても困りません。
不要な場合は、凡例を削除してグラフをすっきりさせましょう。
- グラフ内の凡例をクリックする
- Deleteキーを押す

売上と利益など、複数のデータを同じグラフに表示するときは、色の違いを判断するために凡例が必要です。
凡例は必ず削除するものではありません。
凡例がなくてもグラフの内容を判断できるかを基準に、表示するかどうかを決めます。
必要に応じてデータラベルを表示する
データラベルを追加すると、それぞれの棒が表す数値をグラフ上に表示できます。
棒の高さだけでなく、正確な売上金額も確認してもらいたい場合に使用しましょう。
- グラフをクリックする
- グラフの右上に表示される[グラフ要素]の[+]をクリックする
- [データ ラベル]にチェックを入れる

[データ ラベル]にチェックを入れると、それぞれの棒に売上金額が表示されます。
グラフ要素は増やしすぎない
Excelでは、軸ラベル・目盛線・データテーブルなど、ほかにもさまざまなグラフ要素を追加できます。
しかし、要素を増やしすぎると、かえって重要な情報を読み取りにくくなります。
今回のグラフでは、次のように整理できていれば十分です。
- グラフタイトルから内容が分かる
- 横軸から商品名が分かる
- 棒の高さから売上の違いを比較できる
- データラベルから正確な金額を確認できる
- 不要な凡例が表示されていない
グラフを見やすくするために、必要な要素を追加し、不要な要素は削除しましょう。
見た目を華やかにすることよりも、伝えたい内容をすぐに読み取れることが重要です。
Excelで見やすいグラフを作成するポイント
グラフは、作成するだけでデータが分かりやすくなるとは限りません。
グラフの種類や色の使い方によっては、表よりも数値を読み取りにくくなることがあります。
見た人がデータの特徴をすぐに読み取れるように、次のポイントを意識しましょう。
- 伝えたい内容に合ったグラフを選ぶ
- 色を増やしすぎない
- 立体的なグラフは使用しない
- 必要な情報だけを表示する
伝えたい内容に合ったグラフを選ぶ
グラフを選ぶときは、見た目の好みではなく、データから何を確認したいのかを基準にします。
このクエストで確認した3種類のグラフは、次のように使い分けます。
- 項目ごとの数値を比較するなら棒グラフ
- 全体に占める割合を確認するなら円グラフ
- 時間による変化を確認するなら折れ線グラフ
たとえば、月ごとの売上の変化を確認したい場合は、棒グラフでも数値を比較できます。
しかし、時間の流れに沿った増減を確認することが目的なら、折れ線グラフのほうが変化を読み取りやすくなります。
色を増やしすぎない
グラフの色を増やしすぎると、どの色に注目すればよいのか分かりにくくなります。
商品ごとの売上を比較するだけであれば、必ずしも棒を1本ずつ違う色にする必要はありません。基本となる色をそろえ、特に注目してほしいデータがある場合だけ色を変えると、伝えたい内容が明確になります。
色を使用する目的は、グラフを華やかにすることではありません。
データの違いや、注目してほしい部分を分かりやすくすることが目的です。

立体的なグラフは使用しない
Excelでは、棒や円を立体的に表示した3-Dグラフも作成できます。
3-Dグラフは見た目に変化を付けられますが、奥行きや角度によって棒の高さや円の大きさが分かりにくくなります。
数値を正しく比較することが目的なら、立体的なグラフではなく、通常の平面的なグラフを使用しましょう。

必要な情報だけを表示する
グラフには、タイトル・凡例・データラベル・目盛線など、さまざまな要素を表示できます。
しかし、すべての要素を表示すると、グラフ内の情報が多くなり、肝心のデータが見えにくくなることがあります。
グラフを作成したあとは、次の点を確認しましょう。
- グラフタイトルから内容が分かるか
- 凡例がなくても内容を判断できないか
- データラベルを表示する必要があるか
- 色や目盛線がデータの確認を邪魔していないか
グラフを整えるときは、要素を追加するだけでなく、不要な要素を削除することも大切です。
まとめ|目的に合ったグラフでデータを見やすくしよう
Excelのグラフを使うと、表に並んだ数値の違いや変化を視覚的に確認できます。
ただし、グラフは作成するだけで見やすくなるわけではありません。データから何を確認したいのかを考え、目的に合ったグラフを選ぶことが大切です。
- 項目ごとの数値を比較するときは、棒グラフを使う
- 全体に占める割合を確認するときは、円グラフを使う
- 時間による変化を確認するときは、折れ線グラフを使う
- グラフにする表を選択してから、[挿入]タブでグラフの種類を選ぶ
- グラフタイトルやデータラベルを使い、内容を読み取りやすくする
- 不要な凡例やグラフ要素は削除する
- 色を増やしすぎず、数値を比較しにくい3-Dグラフは避ける
グラフを作成するときは、見た目を華やかにすることよりも、何を表しているのか、どこを見ればよいのかが伝わる状態を目指してください。
次のクエストへ進もう
グラフを使うと、表に並んだ数値を視覚的に比較できます。
しかし、項目やデータの件数が増えると、確認したい内容に合わせて表を集計し直す必要があります。
次のクエストでは、たくさんのデータを項目ごとにまとめて集計できる、ピボットテーブルの基本を学びましょう。
Level4の学習順序を確認したい方は、Level4攻略フローをご覧ください。




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