- エクセルを開いてみたけど、何がなんだかサッパリ分からない
- 上司から指示を受けたけど、セル・タブとか何なのか分からない
せっかくエクセルを始めたのに、こんな悩みを持ったなら、この記事で解消できます。
この記事を読めば、エクセルの画面構成と各役割が大まかに分かるようになります!
今回のクエストは…

エクセル画面の概要
エクセル画面の概要は下図の通りです。

一言一句すべてを覚える必要はありませんが、それぞれがどんな役割を果たしているかは理解しましょう。
概要図を確認しつつ、以下の内容をご覧ください。
ブック
ブックとは、エクセルファイル自体のことです。
例えば、「家計簿.xlsx」などのことです。上図で言えば、図そのものをブックと呼びます。
※会話では「ファイル」で問題ないですが、VBAで自動化をする際には「ブック」と記入するため慣れておきましょう。
タブ
タブとは、エクセルで利用できる機能の大見出しのことです。
現時点でどのタブには何があるかなど覚える必要はありません。
これから各スキルを習得するうちに、必要なものは覚えていくでしょう!
タブ名を見れば、大まかに何がありそうか分かるため、何かやりたいことがある際には「このタブにあるんじゃないかな」と探しに行きやすいです。
リボン
リボンとは、タブ内にある各機能のことです。
タブと同様に、使っていくうちに必要なものを覚えていくようにしましょう!
行番号・列番号
行番号とは、上から下までの連番のことです。「1以降の数字」で表されます。
列番号とは、左から右までの連番のことです。「A・B・C・…・AA・AB…」と表されます。
セル
セルとは、エクセルシート内の1つ1つのマス目のことです。
セルは行番号と列番号によって指定できます。
例えば、セルC2は「左から3番目かつ上から2番目のセル」を指します。
そして、セル1つ1つに文字・数字・関数など様々なものを入力でき、この作業がエクセルにおいて最も基本的な作業です。
名前ボックス
名前ボックスとは、選択しているものが何なのかを表示する箇所です。
例えば、セルを選択していれば、セル番号を表示します。
他にも、テーブルや図形などを選択していれば、それぞれの名前が表示されます。
手作業の際にはあまり有効なものではないですが、VBAで自動化する際には名前ボックスにある名称でものを指定するため利用する価値が生まれます。
シート見出し
シート見出しとは、エクセルシート内のワークシート名の羅列です。
ワークシートの表示切替・追加・複製・削除などもできます。
シート見出しにある「+」は、新しいシートを作成するボタンです。
数式バー
数式バーとは、セルに入力された内容を表示する箇所です。
セルへの入力は、セルを選択するだけでなく、数式バーに直接入力することも可能です。
セルに反映されている文字と数式バーに入力されている文字が異なる場合があります。
例えば、セルには計算結果、数式バーには関数が入力されている場合などです。
セルには「4」と表示されているが、数式バーには「=1+3」と入力されていると、入力内容と反映内容が異なります。
スクロールバー
スクロールバーとは、ワークシートの表示位置を上下左右へと移動させるものです。
マウスホイール(マウスのコロコロ)で動かす感覚と同じです。
ステータスバー
ステータスバーとは、選択したセルの状態や計算結果を表示する箇所です。
例えば、数字が入力されたセルを複数選択した場合、選択範囲の合計や平均などを表示します。
数式を用意するまででもないが、パッと計算結果だけを知りたい場合には便利な機能です。
表示モード
表示モードとは、ワークシートの表示方法の切り替えを行うものです。
表示モードは左から順に「標準」「ページレイアウト」「改ページプレビュー」となっています。
概要図では、表示モード「標準」にしています。
その他2つは下図のようなものです。

使い分けについては、基本的には「標準」で良いかと思います。
もし印刷後をイメージしながら作りたい場合は、「ページレイアウト」「改ページプレビュー」で作成すると良いでしょう。
なぜなら、大きな資料を作成していると、知らぬ間にA4用紙1枚に収めるのが困難なサイズになってしまうことがありますが、この表示モードなら作成しながらでも気がつく可能性が高くなるからです。
ズームスライダー
ズームスライダーとは、ワークシートの表示画面の拡大・縮小を行うものです。
同等の機能として、Ctrlキーを押しながらマウスホイール(マウスのコロコロ)でも可能です。
今回のクエストを終えて
作業フィールドへの理解が深まりました!
エクセルを開いただけで、何が何だかサッパリだった方も大まかな概要は把握できたはずです。
Level1もまだ始まったばかりですが、すぐにレベルアップできるように次のクエストも頑張りましょう!




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